現代社会において電気は欠くことのできない重要な役割を果たしています。
でも、住宅・工場・店舗に電気ってどうやって送られているんでしょう?
私たち電気工事店は電柱から住宅、工場・店舗と電気の引き込み工事を電力会社から委託を受けて行っているので、当たり前に感じているのですが、これから住宅を新築する方、既存でたとえば住宅をオール電化にしたり、太陽光発電システムを取り付けたりということを検討している方にとっては、知っておいたほうが何かと便利なこともあるかと思います。
ごく当たり前ですが、電気は電柱から供給されています。
しかしその引込方法はさまざまで、直接柱から引き込んでいるものもあれば、空中分岐といって電柱と電柱の間に張られたメッセンを利用して、隣地などに侵入しないようにして引き込んでいるものもあります。
また、建物に直接とるのではなくポールを経由して地中に電線を通す方法や埋設配管を利用して柱に直接立ち上げる方法などもあります。
また電力会社と需要家(電気を買う側)の間の責任分解点は電柱からはじめに支持をとったところ(第一支持点)で分けられます。
その為第一支持点は、電気を供給する為に一度通過する電気メーターに近ければ近いほど、需要家の負担は少なくてすみます。
ただ、それにも各電力会社、電気の安全に関する規定がありますので、詳しくは書く電気工事店に確認したほうが良いでしょう。
また、建物の景観を損ないたくない等という観点から、第一支持点から電気メーターまでの一次側の配線も隠ぺいすることも可能です。一般的にみる電線を電柱から建物にとり、露出で引き下げるということが景観上好ましくないという場合なども、電気工事店などと話をしてみると良いでしょう。
引き下げる電線の太さも各々異なります。たとえば現在はガス併用の設備だけど、オール電化にしたいという場合、もしかしたら今の幹線(電線)より一ランク上のより電気が多く流れるための電線に変える必要が出てくるかもしれません。
そのような現状のポイントも抑えておくと、どこでお金が必要か明確になってくるのではないでしょうか。
電気を引き込むという事ひとつでも様々な施工方法があります。
わからないことがありましたらお気軽にお問い合わせください。
電気の豆知識
2010年12月03日
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電気引込工事