先日、某所に太陽光発電設備の不具合調査及び
監視システム設置工事の依頼があり行ってきました。
調査は太陽光発電設備のメンテナンスには欠かせない
IVカーブ(電流電圧特性曲線)調査及びIR(サーモカメラによる温度測定)調査を専用機器を用いて行いました。
写真はそのうちのIR調査の様子を撮影したものです。
周囲が20℃強なのに対して、ある一点だけ60℃以上となっていることがわかります。
しかし、肉眼でみても何ら問題は起きていません。
もちろん電圧を測っただけではわかりませんでした。
これを放置しておくと、出力低下はもちろん焼損につながることとなります。
太陽光発電設備が普及した近年ですが、電気設備ですので永遠に不具合なく稼働し続けることは不可能です。
メンテナンスも専用の機器を用いて定期的に行い、大切な財産を守ることも必要ではないでしょうか?
住宅の場合、パネルは屋根上に設置されており足場や高所作業車に安全対策が必要で
調査にそれなりにコストがかかります。
本来は全てのメンテナンス項目を網羅できればよいのですが、設置時期・設置環境・費用等に応じて
最低でもIVカーブ調査を行い不具合と思われる結果が出た際に屋根上調査を行う等の
相談をされてはいかがでしょうか?
太陽光発電システム
2016年11月30日
太陽光発電設備のメンテナンス
パネルのIR調査